3月22日 「Python3エンジニア認定基礎試験」
「Python3エンジニア認定基礎試験」 Nキャリアアカデミー講師の佐藤です。今回は「Python3エンジニア認定基礎試験」について紹介します。この資格は2023年に、経済産業省が定めるITスキル標準(ITSS)のレベル1に掲載されました。今後は認知度や受験者数が増加していくのではないかと個人的には考えています。難易度の高い資格ではないので、SE職希望の方は早めに取得しておくことをお勧めします。 【概要】試験日時:随時(以下のサイトより申し込むことができます)http://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam.html試験時間:60分問題数:40問合格ライン:正答率70%難易度:易しい合格率:75~80%受験料:10,000円(税別) 【学習方法】■インプット運営がお勧めしているテキストは表現が少し難解です。まずは入門者向けのテキストでPythonを学習しましょう。どんなテキストでもいいと思いますが、次のテキストをお勧めさせていただきます。・やさしいPython SBクリエイティブ社 https://www.sbcr.jp/product/4797396027/10章までを学習すれば試験範囲はほとんど網羅しています。少し難解なデコレーターは試験範囲に含まれません。どんなテキストでもいいので、まずは2周しましょう。 ■アウトプット方法1.テキスト版問題集に取り組む 徹底攻略Python 3 エンジニア認定[基礎試験]問題集 インプレス社 https://book.impress.co.jp/books/1122101079 「問題を解く→間違えた個所を復習する」を2周することでだいぶ理解は進みます。方法2.認定スクールが提供する模擬試験に取り組む 次のページの下の部分から、認定スクールが提供する模擬試験を受けることができます。 https://www.pythonic-exam.com/exam/basic 「方法1」の問題集ほど解説が丁寧ではありませんが、 本試験でのレベル感がお手軽につかめると思います。 ■学習のコツPythonに限った話ではありませんが、プログラミング習得のコツは兎に角書くこと。たくさんエラーを出してそれを修正することで理解度が増していきます。ご自宅のパソコンにも環境を設定し、「テキストに出てくるサンプルコードはすべて打ち込む」くらいの意気込みで学習していきましょう。値をいじったり別の書き方を探してみたりすると、より理解が深まります。 【所感】私の場合は模擬試験に取り組んだ後、問題集の一部に取り組み、無事合格。(正答率はナイショ)模擬試験よりも試験本番の方が難易度が低い印象でした。コードの内容を読み解く問題が6割、知識を試される問題が4割くらいのバランスです。コードの読解については基本的な処理についての問題がほとんどで、ひっかけ問題はありません。未経験からインプットを始めたとしても、30~50時間の勉強時間を確保すれば合格できると思います。 職業訓練校に通う方で「Pythonの単元が終わってから対策を始めよう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あまりお勧めはできません。講義のスケジュールと資格取得のスケジュールをリンクさせてしまうと全体の計画に破綻が生じます。また、SEの仕事では自走力が求められます。自走力を鍛えるためにも、自分で学習を進める習慣をつけておきましょう。どうしても分からない部分がでてきたら、是非講師に質問してみてください! Python以外の言語系の資格としては「Oracle JAVA Silver」というものをお勧めしています。国内外でもそれなりの評価を得ていて未経験IT転職の武器になる資格ではあるのですが、受験料(約40,000円弱)難易度共にPython3エンジニア認定基礎試験よりもコストが高くなります。「いきなり難易度の高い資格は自信がない」「訓練のカリキュラムにJAVAが組み込まれていない」などの理由から「Oracle JAVA Silver」の受験に及び腰になっている方は、是非Python3認定エンジニア基礎試験の受験を検討してみてください。就職を希望する業界なども加味しながら、訓練期間中の資格取得計画を立てていただければと思います。 ...